だからあーりん、あなたは大スターなんだよ!

先日、3年ぶりのAYAKA NATIONに参加させてもらいました。
初回に1回行ってからずっといけていなかったんですが、あーりんちゃんが今年の4月頃に他のメンバー推しのみんなも来てね♡と書いてくれたので、それなら23歳のあーりんワールドを体験しに行こう!と思い応募しました。

 

以下は完全に感想日記です。DVDが出るまでの思い出の繋ぎ!しかもあんまり裏取りしていないので、かなり適当なことを言ってます。すみません。しかしこの衝撃を残さずにはおれなかった…。。

 


当日、まッッッピンクの会場周り。何も買う気じゃなかったはずなのにバスタオルが可愛すぎて購入してしまいました。フェスに重宝しそう。

今回、隣に入ってもらったのはスーパーノリのいい非ノフの友人。(爪までピンクにしてくれていました!)
彼女の無欲の運でしょうか、なんとセンター席を引き当て、しかもAブロック。肉眼あーりんが確定し、にわかに逸る鼓動


(別で入ったいつものあーりん推しの相棒曰く、会場の仕切りがシ○ズオクトじゃない故に入場が遅れ笑)少し押したあと、暗転し開幕。

あーりんちゅあそして、森に迷い込むあーりんのVからスタート。
しかしそのVの間明らかにうさぎ耳を付けた女の子が薄い幕の裏でマイク前スタンバイして席周りは大興奮!!






1曲目は早速新曲Bunny Gone Bad。
幕が落ち、うさ耳白あーりんが登場しあたりは女子の悲鳴と男性のウォオ…という声で一時騒然。
イントロから音楽に合わせ腕を強く上に突き上げるあーりん。恰好は最高にフェミニンなのにその姿と強気のほほ笑みは完全にロッカー。
ノフたちもいつもよりも早いテンポの、うりゃのない「オイ!オイ!」のコールを上げる。
BGBはダンスなしの完全マイクスタンド。うさ耳の綺麗なコーラスお姉さんたちを従えて、1曲を圧倒的ロックに歌いきる。


2曲目、レディ・メイ。
イントロで「まじかよ…!」という声が上がる。(つか私が言いました)
まさかまさか、あーりんで初めてレディ・メイを生で見る笑
夏菜子のパートもちゃんと低音で、ダンスもキネマでの振り付けと同じ。
「どうやってかわいい仕草君に見せよう」の部分は、本家にもあるこちらに背中を向けておしりをふりふりするダンスで後ろにちょこんとついた白いうさぎの尻尾が揺れる。
後ろの男性が「フォオオ…」という声を上げて死ぬ。


3曲目、浜崎あゆみの曲、Ladies Night。
(残念ながら聞いたことはなかった)けど、あーりんのイキイキ感とコーラス部分も歌うノリノリ加減であゆの曲だというのは分かった。
調べたら本家のあゆもライブの3~4曲目にこの曲を歌うことがあるらしい。さすが芸能界随一のあゆ沼のオタクである。
左右に移動し、カモン?とCuteに指を動かしその辺の男女を殺していた。息をするように殺せるあーりん帝国。


4曲目、 My Hamburger Boy(浮気なハンバーガーボーイ)。
「甘いキッス♡」で振り向き投げキッスを飛ばすあーりんはミニーちゃん以外の何物でもなかった。そう、ここは東京ディズニーランド
ミッキー竹上さんが即席ハンバーガーボーイになりあーりんに絡まれ、そしてごめんあそばせ!でフラれる笑
そこまで陽気なおっちゃんなのに、フラれたあとすぐあるソロのサックスパートがイケメン過ぎてずるい竹上さん。この人がDMBで良かった。
最後、「いつかおじいちゃんおばあちゃんになっても…」のところで階段を上り、曲終わりでポップアップから消える。


間髪入れず愛来ちゃん(アメフラっシ)がOPのあーりんと同じ格好でサイドから登場。
愛来が可愛らしくステージを駆け回り、中央に置かれた椅子に座っている時に、後ろに再度うさぎのあーりんがスカートを変えてポップアップで登場。
今度はうってかわって無表情に。どこか不穏な演出。

愛来が走ってステージサイドに消え、あーりんは階段から降りてきて、さっきまで愛来ちゃんが座っていた椅子に足を掛け、5曲目なんとカルテットの主題歌「おとなの掟」がスタート。
椅子に片足を掛けて歌うあーりん。「姦しい」のフレーズが今も耳に残っているくらい強烈なサウンドとビジュアルだった。
暗い照明の中、ジャズピアノとサックスが響く。さっきまで可愛らしく駆け回っていた無垢な少女であった自分を思い起こしもう戻れない日々に…大人になってしまった自分を軽蔑したような…しかしその毒に酔っているような歌詞。

音楽に合わせて最後【大人は秘密を守る】という歌詞でマリオネットの糸が切れたようにうなだれて終わる。


6曲目、アメフラっシの子たちを従えMoonRevenge。
イントロが流れた瞬間の女子ノフの「ワッ……!!!」という沸き具合、全女子ノフ待望の干され曲が日の目を見た!!
しかも歌いながらアメフラっシの子たちと並んでゴリゴリにダンス。まさに私たちが見たいMoonRevengeの姿そのもの!
頻繁に出てくる「タトゥ」の指を動かすフリを途中から隣の男性が真似し始めてちょっとフフっとなる。


7曲目、聞き覚えのあるオルゴール調のイントロ…と思ったら月のワルツ
あのちょっと囁くような歌い方、あーりんテイストで出来ている!しかもワルツのダンスを踊りながら歌ってくれる。
ラストサビ前にあーりんの化身のの愛来が後ろに出現し、ステージで歌い踊るあーりんと縦一直線に並んでシンクロワルツダンスを踊りだす。
ジャニーズすぎる演出に鳥肌。(絶対コレジャニーさん好きなやつと思いながら見た)
このあたりで、セットのシャンデリアが恐ろしく精巧な作りをしていることに気付く。なんだ?!どっかのホテルからもいできたのか?!ってくらい。
宝塚で見るような本格的なシャンデリアだった。ライトにキラキラ輝いて綺麗だったなあ…


8曲目、Memories, Stories。
配信された時から大好きで何度も聞いた曲を、しっとりと歌い上げる。「さよならも出会った証だよね」という歌詞が含まれたこの曲が、このうさぎパートの総括。


思えば、うさぎコンセプトは新曲から始まり新曲で終わった。
「いい子はもう飽き飽きしてる」「子供だって言われたくないの」「大人の恋に憧れるけど」と背伸びし友達と恋バナで盛り上がっていた少女が、大人になり、大人の恋をして、おとなの掟を知り、リベンジ的な駆け引きをするまでになる。
でも、どこかで確かな愛をくれる王子様を待っている自分に気づき…最後には強がっている自分を認めて受け入れ、一つの恋を終わらせ、、少しだけ成長する。

ももクロには恋愛の曲が少ない。あーりんは、唯一ももクロにある大人な恋愛曲2曲を、新曲を含むソロ曲3曲を繋ぐ段階的要素として取り入れ、妖しげな雰囲気の外部曲をスイッチ的要素としてセレクトし、最後にうさぎ耳を付けて歌い踊ることで8曲の世界観を完全に統一した。
その手腕に舞台を客観的にみる冷静さや綿密な計算を見て、ひたすら舌を巻くしかない。
何で情熱大陸があーりんに密着してないの?!


続ける。


なお、8曲目のMemories, Storiesは、歌詞を歌い終わった瞬間にポップアップで下がっていった。まだあとのメロが残っているのにも関わらず。着替えの時間の確保という現実的問題はもちろんあるが、その演出で、大人になった彼女が私たちをおいていったかのような錯覚を覚えさせた。バンドが最後弾き終わるまで余韻がじいんと残る感じ。





捌けている間もショーは続く。バンドとコーラスのオリジナルで「今からショーが始まるよ」といった内容のアップテンポの曲が演奏される。
今宵秘密のステージが森の奥で開かれる…といったような歌詞だったと思う。
(ママに内緒でね、あーりん)という歌詞もあったような…。(あれいつもやってるんですかね?)
それに合わせてアメフラっシとDAN→JYOたち(以下ジュニアちゃんと呼ぶ)が出てきて楽しそうに踊る。(猫だと思っていたら豹だったことが後で判明した笑)


そこから9曲目、キューティーハニー
下手側から出てきてジュニアちゃんの輪の中から現れたあーりんは打って変わってなんと仮面をつけてボンテージ風。
なお盛り上がっていた男性諸君に言うか迷うけれどアレは網タイツ風タイツでしたね…(網タイツ柄が印刷された肌色タイツね)

しかし最高にセクシーでキュートなドロンジョ様、高めのロングツインテール輪るピングドラムっぽいシルエット。
ここではっきりとあーりんがピンクブラウンに髪を染めたことが分かった。

今は冷静に書いているけれど、はっきり言ってこのとき私はあまりのあーりんちゃんの可愛さに自我を失っていた。
ぶっちゃけ1番の間までは周りの男も女も悲鳴を上げるか雄たけびを上げるか「うおおおお」「やべぇええ」と叫ぶかなんかしていて完全にざわつきがカオス状態だった。
肉眼に現実のあーりんの全てが飛び込んでくるんだもん。私も隣の友人に「アニメじゃん!アニメじゃん!!」「一生それでいて!!」って言っていた気がしますね。なんだそれは。
そして「変わるわよ~」のあとあーりんが仮面を頭の上にあげ、キュートなお顔がお目見えした瞬間のボルテージと言ったら。
耳が割れんばかりの歓声。
後ろの男性がいつの間にか生き返って「うごぉあおああぁあ」と叫んでいた。女子は全員まさにピンク色の悲鳴。
そのあとの3番のあーりんコールがしぬほど盛り上がったことは言うまでもない。


10曲目、My Cherry Pie(小粋なチェリーパイ)
このセクシーキュートロングツインテあーりんちゃんから「お嬢ちゃん、目がハートになってるぜ」っていたずらっぽく指差しされた女子ノフのあなた、生きてる?
女性らしい衣装で男性歌詞をかっこよく歌い上げるあまりのイケっぷりに震える。
チェリーパイの足を蹴り上げるダンスで思いっきり足をあげるあーりんに男性陣が「キャッ!」ってなる笑 なんなの笑

途中で愛来が登場し、チェリーパイ役に。あーりんが跪きチェリーパイへの愛を歌い上げる姿にハートがキュンキュン。
ラスト、愛来に「シャルウィダンス?」してさりげなく愛来の腰に手を回し歩くあーりんに悲鳴を上げてしまう。
可愛いとカッコいいで脳が混乱する。宝塚の男役なの娘役なの?!いや、あーりんは何にでもなれる!!
笑顔で振り向きの姿勢で終わるチェリーパイ、完全に宝塚レビュー。



11曲目、ROCK THE BOAT(のちに投票3位であったことが判明)

イントロが流れた瞬間、今日はピンクに擬態して熱狂しているが普段はおそらく黄色を身につけているであろうオタクが何人か、正妻の存在を思い出したかのように我に返って動揺する空気感が手に取るようにわかって思わずニヤニヤしてしまった。
そんな黄色の姫が正妻の男たちの動揺を尻目に、ロクボをかっこよく歌いきる、彼らの今日限定の愛人・あーりん。
ドラマになりそうなワンシーンだった笑
振り付けはももクロバージョンと違って指差しのフリなし。
Believeのように後ろにジュニアちゃんたちを引き連れてトライアングルを作り、左右に動いてフォーメーションを作っていた。
まったく新しいフリを既存の曲に入れる冒険もしてくるあーりんはさすが。


11曲目終わり、ぴょこぴょこ走って捌けていくあーりん。私たちは座って休めるけれど息つく暇などないのだ。
ここで、あつのりん大箱OPテイストのインタビュー風Vが流れる。
「森って普段行きますか?」「いかなぁい笑」から始まるあーりんちゃんのおおらかな受け答えに会場が和む。
ここで初めてさっきのドロンジョ様が豹であったことを知る笑
「このあと、あの動物が出てきます!歌ってない曲もあるしね」という言葉にゴリラパンチかな?と思った人半分はいたと思う。(結局違ったけどw)


V終わり、サイドから白ショートウィッグで赤いエレキを抱えあーりん登場。
(これは…ネズミかな?と最初思ったけどなんとこっちが猫だった)(見に来ていたメンバーもネズミだと思ったと言ったらしいので私は悪くない!!笑)

あーりんが手元を見ながら聞き覚えのあるギターのジャカジャカ音を弾き出したと思ったら12曲目、なんとL'Arc-en-CielのREADY STEADY GO!!!!
ハガレンだーーっ!!!!(紅だーーっ!のトーンで)

会場にいるバンギャが悲鳴を上げ挙動がおかしくなりにわかに炙り出される瞬間に思わずニヤリとしてしまった。
あーりんの「夢中で~」に「早くー!」とコーラスする楽しさ、こんな日が来るなんて!!!


興奮冷めやらぬ中まだまだギターを手放さないあーりんの13曲目、なんとL'Arc-en-CielのHONEY
まさかのラルク2連続!!この曲知ってる!というように皆がウォオと雄たけびを上げる。
隣の友人が拳を突き上げながら思わず「今日なんのライブに来たんだっけ!?」と笑うくらい、圧倒的rockな会場に。
「かわいた風をからませ」るあーりんはアイドルロックというよりはレディ・メイ調の気だるげなイケメン低音あーりん。

実はこの曲のとき、あーりんはピックを一度落としてしまうのだけど、歌うのはそのまま素手で引き慣らしながら冷静にステージドリンク横に置いてあったであろう予備を取りに行った。
カッコいい…一生好き…(気づいたら打ってた)

生歌で、気だるげに、ギターをかき鳴らしサトヒロさんと背中を合わせて…しかしその風貌は猫耳と尻尾付き。勝気で甘い笑顔付きで。
もう情報が多すぎて脳みそが処理できない!!
夏菜子の「アイドルは何でもできるから最強!」って言葉とドヤ顔が胸をよぎる。
そうだね。ほんとそうだよ、夏菜子。



しかしあーりんはまだまだ容赦ない。


13曲目終わりからギターで繋いでそのままドカンと14曲目に突入!キミとセカイ。
その入りのかっこよさにノフももう悲鳴だか雄たけびだかワァワァと叫ぶ。もはやギアを上げすぎて、まさに非日常の祭典。
ジュニアちゃん(クラポ)たちが出てきてギターを弾くあーりんの周りに集まってダンスする。あーりんは女の子を侍らせてギターをかき鳴らす。
こんなキミセカの見せ方があるなんて!
弾かないときもギターをぶら下げながらあーりんが踊るキミとセカイのかっこよさ。最高級の曲に最高級の演出。肉汁したたるステーキをがぶがぶ食べてるような贅沢感。
コールも、壊れたノフによるあーりんコールと歌詞コールが混在するがまったく気にならない。
「きーみもそうでしょ!」のところであ・-・り・ん!とコールする楽しさ。醍醐味がここにある。


その後暗転し、あーりんはまたまた走って捌けていく。ここまで14曲、一人で生歌で歌いきっているのにそのタフさ…

ここでジュニアちゃんたちが全員出てきてダンス。このダンスがまためちゃめちゃ難しくて激しいEDMを5分以上は踊りっぱなし。
普段はこういう場面で座ってしまうけど、皆立って応援していたのは、あまりにこのパフォーマンスが圧倒的で、良かったからだと思う。

ひとりふんどしでのあーりん曰く、これは秘密のあーりんの森でのショーのエンディングという演出だったらしい。
エンディングを後輩に任せ、モノノフへのアピールタイムを設けるあーりんの男気。ジャニオタかじってるから、滝沢歌舞伎をやってたタッキーみたいだな、って思った。
あーりんの次世代継承意識が胸にビンビン来る。
あーりんもたくさんチャンスを貰ってきた子だからこそ、皆に同じくらいチャンスをあげたいんだよね。



15曲目・16曲目は青基調の華やかなお花のドレス衣装で出てきてトロッコで会場を一周。
あんな可愛いお洋服が似合ってしまうあーりんの強さね。お人形さんみたい。
曲はマストな松田聖子の「チェリーブラッサム」と、愛踊祭の課題曲「キミが好きだと叫びたい」。
チェリーブラッサムの時、手押しトロッコの車輪がおかしくなり15秒ほど動かなくなってしまったのだけど、あーりんはちょっと笑いながらもお手振りをしながら冷静に歌い続けていて、スタッフを信頼してでんと構えているのが伝わってきた。こういうところが男前。

キミが好きだと叫びたいは、オレモ―勢が全然いなくてびっくり。てかみんな油断して全然聞いてきてないでしょ笑
ヒャダインさんがオレモ―曲って言ってるんだからオレモー言っていいんだよ…??ね??
最後口パクで口に手を当てて笑顔で「(すきだー!)」ってしてくれたのあまりにも恋でしたね。不意打ちの恋に「ヒュゥン…」って言ってしまった。



ここで初めてMC。
「私たち今会えるアイドルももいろクローバーZ!…のあーりんですよろしくおねがいしまーす!」と挨拶するあーりんにうれしくなっちゃう。単純だから。
ざっくりいえば、世界観を壊さないためにMCはここまでなしなのって話をしてくれるのだけど、それも「だって語尾にピョンとかニャンとかつけるのうっとおしくなぁい?」って言い方で、あーりんの翻訳のうまさというか、あーりんの言葉なんだけどすっと入ってくる小気味よさというか。私たちの目線にまで下がって話をしてくれる感じね。とても好き。
竹上さんといずみ姐さんのグッズ紹介テレビショッピングの時も、お弁当箱を買った人に手を上げさせた下りは芸人並みのトークで爆笑。歯に衣着せぬ気取らず面白いサバサバあーりんは健在。
さっきまで16曲連続歌唱したとは思えないほど元気にトークしてくれた。
「あっ、もう一回お水飲んどこ」って戻ったところが可愛かったな~


17曲目、「天国のでたらめ」
イントロで意外だな、と思ったらすぐに理由が分かった。今回の手話曲に選ばれたのがこの曲だったんだね。
不思議なんだけど、いつも聞いている曲でも、あーりんの手話付きで見ると、歌詞がひとつひとつより重みを増して胸に沈んでいく。
あーりんは、ただ機械的に指と手を動かすだけじゃなく、寂しそうだったり切なそうだったり、まさに手話で歌っているような感じなの。
だから、言葉が二重になって響いてきて、こんなに美しい歌詞だったんだ…って改めて気づく。2回出会えたような錯覚だった。
あーりんの手話については、あーりんの手話の先生が語ってくれているので、そちらを。





18曲目、「Grenade」
この曲、あーりん一人で歌うとももクロっぽくなくて、だからすごく好き。美しい、絵画みたいな曲。この終盤にきたことで、あっもうすぐライブが終わるんだ…この森を抜けるんだ…って、終わりに向けて少しずつ歩き出すのが悲しくて、だからこそ愛おしい時間だった。
あーりんが思いを込めて丁寧に歌い、竹上さんのサックスが響いて、照明を少し落として、ゆったりした時間。
あーりんの歌唱力がいかにあがったか、この曲を聞いて改めて実感した。たくさん努力したのだと思う。
わーっとした祭りの喧騒が遠ざかっていく。瞬間、ああ佐々木彩夏さんが好きだな~と思った。
このときかな?あーりんの化身である愛来が最後現れて、去っていく。
青い照明のおかげで木陰のように色が変わったドレスを着て、森の化身のようなあーりんはそれに笑顔で手をふる。また会おうね、って。


19曲目、「月虹」
川上さんが「キタ――(゚∀゚)――!!」ってなったってひとりふんどしで興奮して言っていたけど、私もそうです。
天国のでたらめ⇒Greanade⇒月虹という流れがあまりに美しくて、疲れてくる後半にバラードという現実的な問題はあるだろうけど、なんという計算しつくされたセトリを作るんだろうと惚れ惚れしてしまった。
森の化身であるあーりんが森を去っていく迷い人を見守りながら、月明かりを見上げて歌っていたんだなあ。
「セカイが深い眠りについても 歌い続けてゆく きっとまた会えるね」って微笑みかけてくれる強くて優しくて凛としたあーりんは、ずっと眺めていたいほど美しかった。

横浜アリーナに一人で立っていてステージが広く見えても、あーりんはちゃんと自分の収まり具合というか立ち方を知っているので、一人でいるのを見ても不安に感じない。
これって私たちはあーりんに対して当たり前のように思っているけれど、すごく大きいことだと思う。
川上さんもべた褒めしていたけど、月虹も、あーりんが歌い終わって「バイバイ」して下がっていったあともバンドの演奏が続いて、最後ゆっくりと終わる。
ショパンノクターンの終わりみたいだった。曲が終わるともうあーりんはいない。この喪失感がライブの寂しさでもあり、ライブの醍醐味でもある。





アンコール前はいつものあーりん×飯塚さん×オークラさん×ニイルセンさん劇場・あーりん講座!
これを見るたびに思うんだけど、あーりんの声の演技力はすごい。
今回もきっちり笑わせてもらったし、「あーりんチャンス」「土に還るまでがアヤカネーション」という名言も生まれた。
友人はニイルセンさんにめちゃめちゃ感動していた。分かる。私なんて世界的画家だと思ってるからね。
推しの夏菜子ちゃんが出てきて、佐々木コールのお手伝いをしたとき最高ににやにやしました。夏菜子ちゃんを使ってくれてありがとう、あーりん。


そこからは、もう「AYAKA NATIONはアンコールが本番」と言わんばかりのあーりんあーりんあーりん地獄!!!
とりあえず4ブロック目の曲たちを見てほしい。

20曲目 あーりんは反抗期!
21曲目 チントンシャン!
22曲目 スウィート・エイティーン・ブギ
23曲目 Early SUMMER!!!
24曲目 あーりんはあーりん♡
25曲目 だってあーりんなんだもーん☆

もうこんなの、アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアアリーヴェデルチーりん!じゃん……(?)

他のあーりんシリーズははっきり言って、どの現役アイドルもかなわない精鋭アイドル曲たち。

ジャニヲタに説明するとき、「あーりんにはLoveケンティの2倍増量みたいな曲が5曲あると思って」って説明するんだけど、
もうあーりん帝国が更地に突然ズガガガガガガガン!!と建国されるわけ。圧巻ですよ。
ピンクの警報あーりん襲来!統一!建国!パレード!熱狂!
あの瞬間だけは最高に宗教を感じるんですよね。でも思考を放棄してぎゃんぎゃんにあーりんへの愛を叫ぶことが許される。
全員偏差値3になるけどでもお行儀はいいという謎時空ね。最高ですね。


打って変わってお姫様衣装じゃなく、ライブTシャツとハイウエストスキニーですっきりさせて出てくるところも最高。
このあーりんを見ていると、まじ30代40代になってもライブやってくれるってそのビジョンがはっきり見える。
可愛いは衣装が作るんじゃない、あーりんの存在が作るんだ!ってはっきり分かる。
このバランス感覚があーりんの凄みだなあ。

チントンシャン!は4人でもヒィヒィになって踊って歌ってる曲で、あーりんの曲投票を面白がった他の3人(悪の枢軸笑)が「あーりんに歌ってほしい曲アンケートはチントンシャン!に入れてね」
って言ったもんだからアンケートで1位になっちゃって、でも終盤ぎりぎりまで温存。
あーりん講座でアンケート1位になったのに歌わないのかよ!って煽られたあと、しっかり白黒つけるという構成。見事。
そしてしっかりその後のMCで「はぁ~あっつ、脱ご」ってさばっさばに上着脱ぐところも素敵だし、見学席のお姉ちゃんたちに怒りつつ弄るところもよかった。

チントンシャン!は確かに曲の楽しさもあるんだけど、途中であーりんがしんどさも見せるので客が手に汗握って応援するというエンタメでもあった。

これは後日談でさらに燃えたんですけど、ひとりふんどしであーりんが「最初は歌えなかったんだけど、2.3回練習したら歌えるようになってきちゃって、だからそこで練習をやめた」って言ってたんですよね。
分かります?あーりんには「完璧に歌えたら面白くない」っていう目線があるんですよ。「ちょっと息が切れて歌えない」くらいの遊びの部分を残して、客をハラハラさせて楽しませようってんだよ。
やばい。普通そこまで考えられる?佐々木プロすぎるよね?これにはあの天才・松本潤もびっくりだよ(多分)





あーりんソロシリーズは、原曲のまま年齢を弄らずに歌っていたので、結果的にあーりんの軌跡が分かってそれがまた良かった。
1曲だけ歌うとかなら実年齢にしちゃうのが良かったりするけど、曲名にもなってるエイティーン・ブギがあるからこその原曲ママだったのかな?
でもそれがエモくてよかったので今後もそれでいいんじゃないかしら?って思う。


あーりんシリーズのベストアクトは超悩むけど、やっぱり「あーりんはあーりん♡」だったかも。
あえて後ろを向いて、曲とコールに合わせてお尻ふりふりしながら1段ずつ階段を登り、私たちのコールに答えるかのように「ハロー!アイムあーりん♡」って完璧な笑顔で見返ってくれるあーりんを
見れただけで「100万円当たったのと(多分)同じくらいの高揚感」を得たよ…お母さん100万円当たったよ!


魔王をあーりんママの声にすり替えサプライズはさすがよくわかってるなあつのりん!ってテンションが上がった。さすが良いサポートをなさる…
おかげであーりんの気づいた時の素のリアクションとガチ目の「やめてママッ!!」は本当に面白かった。あそこまで計算済だからあつのりんはなんだかんだ一級。
「チントンシャン!が歌えたら面白くない」っていうあーりんの演出の先生はこの人だなあと感じる。

しかし、本当、改めてあーりんシリーズはこのあーりんママとあーりんの親子の軌跡でもある。
デリケートな親子問題をバラエティーチックに消化することを許してくれるおおらかな佐々木家にただただ感謝。


そして「あーりんの応援をお願いします!!!」って画面にでかく出される面白さはねぇ、他ではなかなか味わえないよ。
公開応援上映だもん。ご本人を前に応援上映。何を言ってるかわからないけど本当のことなんだ俺は体験したんだ!
あーりんが超楽しそうにそして超いい笑顔で煽ってくるから皆必死に、そして思い思いに「あーりんがんばれ!」「あーりん好き!!!」「あーりんあーりん!!」って叫ぶというカオス。
私の隣の男の人は「佐々木彩夏佐々木彩夏佐々木彩夏様」って早口言葉言っててもう面白くて仕方がなかった。
なんだこれ。バカじゃん。狂ってる。楽しすぎる。


バンド紹介とジュニアちゃん紹介のあとの「最後はやっぱりこれ!だってあーりんなんだもーん☆!」って言って始まる誕生9周年だてありの記憶は正直飛んだ。楽しすぎて。
あの瞬間はあーりんちゃんは日本一、いや世界一のアイドルだったに違いない。
あーりんちゃん、バンド、ジュニアちゃんたち、そしてオタク。サトヒロさんも最後のあいさつで言ってたけど、全ての矢印の方向があーりんに向いていたからこそ、そしてそれをあーりんががっつり受け取ってくれるからこその爆発力。
あれ以上の一体感のある現場はないな、と思う。


でもきっと来年のあーりんちゃんはこれを超えてくるんだろうな。だってあーりんなんだもん。






今回のライブ、社長も過去1だと褒めていたらしいし、川上さんも良すぎて興奮して3時まで寝れなかったと。
その要因って何なんだろうなあってあーりんちゃんが大好きな他推しなりに考えたんですけど、全体的なスキルの底上げはもちろん、あーりんの客観的視点が深まり、鋭くなっているからかな?と思う。


去年のゴタゴタに合わせた各社取材行脚の時に、合流した小島さんに一発目に「私たちどう見えてた?」って聞いたというあーりん。感情に任せない、「どう見えるか」の意識が常にあるんだなあと思っていたけど、今回の成功は、あーりんのその部分の成長が活きていたのかも。

「見せたいあーりん」×「見たいあーりん」=「見えるあーりん」の整理の作業がきちんとされていると感じた。
「やりたいことだけをやる」だけじゃ全員の心はつかめないし、「客に合わせすぎる」のでは新しいものが生まれない。

アンコールからのあーりんタイムだけに甘えるのでなく、コンセプト部分も物語を作りこんでくる。引いてみたり、近寄ってみたり、足したり引いたりして、全体の姿を整えて。

持ち曲が多くなってきて、ともすればマンネリ化しそうに思うけど、前後の曲と演出で色を変えるから新鮮に見えるんだよね。
ももクロの曲も、テーマに合わせて厳選して選んでる。ともすればマイナー曲だけど、気にせずにね。結果、ゴリパンもLinkLinkもないのにこの満足感。



去年のAEイベの女祭りの時も思ったけど、あーりんはあれだけ自分の名前を連呼させるから、外から見ればともすれば目立ちたがりみたいに思われるかもしれないけど、
ところがどっこい、非常に冷静で客観的部分があって、ニーズをリサーチするのもうまくて、演出家に非常に向いている。
川上さんが「でかいライブを一個そろそろあーりんに任せてみようかな」ってふんどしで言ってたけど、たぶん社長もOKして遠くない未来でマジで実現させてしまうだろう。


ツイッターでも言ったけど、あーりんちゃんは、1万2千人を満足させる為の演出と美術とコンセプトとセトリと衣装考えてギターやって手話覚えてダンス練習して歌覚えてを、全部忙しいももクロの活動の間縫ってやって相当努力しているはずなのに、本人は「見て~髪の毛染めたの~かわいいっしょ~みんな髪染めたあーりん嫌いになっちゃう?ならないかあ~だよねえ~」てフワフワ笑ってる、クッッッソかっこいい女なのである。

それどころか、最後に「皆が『私って超大スターじゃん』みたいな気持ちにさせてくれてうれしい笑」って笑うじゃん。いや大スターだよ。あんた大スターだよ。
スタダが週末の横アリをひょいっと、しかもマネージャーがセトリすら知らないくらいの超お任せ状態で渡して、制作会社とレコード会社と一緒に真っ白なところから自分で絵描いてるんだもん。
自分が23歳の時何してたか考えてみたら、その時1万2千人を前に何か出来たか、考えるだけで足が竦む。


だからあーりん、あなたは大スターなんだよ!



後輩ジュニアちゃんたちがあーりんへの感謝とともに自分たちのライブの告知をするとき、あーりんは「ただの告知でしたね~」って口では言うけど、優しい目をして、そして一人一人にちゃんとコメントを返してた。
「青春ツアーのあのダッサイ『彩夏』って大きくかいたTシャツ着てリハしてくれてたから、ああ本当に私好きでいてくれるんだって思った」ってコメントには、脳内のれにちゃんが「あーちゃん!楽屋じゃないんだから!」って悲鳴を上げてたけど笑
ジュニアちゃんが「あーりんさん大好きなので私を推してください!」ってノフに向かっていったとき、「でも全部持って行かないでね、あーちゃんと半分こしよね」って茶目っ気たっぷりに言うところ、優しくてかわいくて綺麗な、とびきりのお姉さんだったよ。

あーりんちゃん、たくさんの愛をありがとね。





来年、夏菜子ちゃんの誕生日開催。愛が試されるけど、、、、まあ2020年のあーりんちゃんも観たいし、どうせ推しも会場に見に来るでしょ!笑
来年も参戦するぞーっ!!!