玉井詩織さんに捧げるラブレター

(6月4日にツイッターにあげていたものと同じです)

玉井詩織さん、24歳のお誕生日おめでとうございます。
初めて知った時は15、16歳くらいだった玉井詩織さんが今や24歳。感慨深いです。

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昨年、言えなかったことを言います。
意気消沈した年上の姉2人、逆に頑張りすぎる年下の妹、そして辞める子のファンのことを考慮したフラットな、バランサー的立ち位置で居てくれてありがとう。
なにも思わないわけがないのに、貴方が他3人を見て不安になりそうになる私たちを気遣って、ふんどしの司会をいつも通り回して、テレビや雑誌のメディアでもいつも通り受け答えしてくれましたよね。
全員で受けた雑誌取材の受け答えで、他のメンバーが言葉少なな中、玉井玉井玉井と貴方の名前が並んでいたのを見たとき、「泣き虫で皆の妹だった」貴方の成長をこんな時に感じてしまうなんて、切なかった。けれど、同時に凄く頼もしかった。
貴方は塩対応なんて言われてネタにされたりすることもあるけれど、本当にももクロを愛していてくれる。メンバーやスタッフを含め、全ての人が不安を感じていたとき、どんなももクロも受け入れる覚悟を誰よりも早く固めたのは玉井詩織さんだと、そう思う。

今年の春一で貴方が「私たちを嫌いなひとにも、私たちを好きになってもらいたい」と言ったとき、貴方の前向きさが、これからのももクロを未知の世界に広げていくのかもしれないと思った。
普通なら怖くて「好きな人にだけ伝わればいい」と思ってしまうのが人間。だけど彼女は「嫌いな人にも会いに行く」ことをあっけらかんとしてしまえる強さを持っている。
ここまで心強い外交官はいない。

奇跡の5人でいたかったのも、必然の4人になったのも、貴方がももクロを好きだから。
そして、ももクロを応援する私たちに共感してくれているから。
色んな人にももクロを見てもらいたいと思うのもそう。
そんなブレない貴方はまさに私たちの若大将・玉井詩織だなと感じます。

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もうひとつ。 
去年、2018年のももクリ、いつも以上に歌を求められるライブで、貴方は「私は声が枯れやすいから…歌にコンプレックスがあって…」とぽろっと漏らして、、多分軽い感じで話そうとしたのだと思うけど、声に出すと感情が溢れて泣きそうになった、みたいな様子で目をぱちぱちさせていた。

かつてフォーク村で尾崎豊の卒業を歌ったとき、貴方は声が出なくて悔しくて歌いながら涙を流したけど、涙をぬぐいながら、けして歌うことは辞めなかった。
歌い終わってもその場から逃げず、そこに立っていた貴方を見て、私は、どんな上手い歌手の歌を聞いた時よりも心が震えた。
歌とは、技法どうこうよりも、人前で披露するまでの過程と、誠実さと、謙虚さの総合力なのだと思った。少なくとも私にとっては。

ももクリの玉井さんの発言は、彼女のそんな歌への向き合い方がそのまま出たような言葉だったな、と思う。 
「でも最近は少しずつ歌うのが楽しくなってきたからこれからも頑張る」と最後に少し笑って付け足した彼女は、あまりにあけっぴろげで誠実で謙虚で、やっぱり皆の妹のような存在だった。

南Pさんの東京ドームの発表の時に誰よりも泣いていたのも貴方。
若大将にクラスチェンジする強さを身に付けながらも、どこか昔のままでいてくれる、そんな彼女のことが、私たちはとてつもなく可愛らしくて仕方がないのだと思う。


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貴方は器用だから、どんな仕事だってきっと出来たし、貴方は天真爛漫で気遣いのできる人だから、どんなところだって愛されたでしょう。
けれど、貴方はももクロへの就職を選んでくれた。何事も、誰の為でもなく自分の為だと責任を持って発言する強さも含めて、見習うべき部分が沢山あると感じます。
スーパーサブと呼ばれることを受け入れているアイドルであること自体も、それがまさに彼女の強みであることも、玉井さんが奇跡のバランサー的存在であるが故だなと思います。

ももクロ内で一番のももクロのファンとして強くいてくれるその姿に救われて、今日も私は貴方と同じももクロファンでいれることを嬉しく思っています。


今回のアルバムのリバイバル、玉井さんの声質に合っているなあと思うのと同時に、私の中の玉井詩織さんのイメージがまさにリバイバルだなあと。


信じた道を進めばいいのさ、Go on more and more


今日一日は、玉井詩織さんを思い浮かべてこの曲を聞きたいと思います。
玉井詩織さん、お誕生日おめでとう!